真鍮は、海水中で著しく電蝕されるのか?

去年トイレを入れ替えたとき、トイレの給・排水のスルハルも一緒にかえた。ここはアースをとっていない。取り外した2本のスルハル(38年物)を切断して断面をみたところ、真鍮の色(亜鉛の溶け出しにる赤色ではなく)だった。ただ、排水バルブの軸はだめになっていた。

この船を購入したころ、シャフトブラケットの4本のボルトのうち、1本が船内で床の高さで折れ、折れた先が無くなっているのに気付いた。幸いボルトは穴に刺さったまま固着していた。

真鍮が激しくダメージを受けるのは、空気と海水の両方の影響を受ける場所ではないのだろうか?トイレの排水バルブには空気が多く混入するような気がする。今は、スルハル・ブラケットのボルトをドライに保つためにシーカーフレックスで固めている。

ウィキペディアによると

【緑青は様々な銅塩の混合物であり、 塩基性炭酸銅、塩基性酢酸銅 Cu(OH)CH3COO・2.5H2O、塩基性塩化銅、塩基性硫酸銅 CuSO4・3Cu(OH)2、その他が含まれる。緑青が金属の表面に発生すると皮膜が生じ、不動態となり、内部の腐食を防ぐ効果がある。】

とあるが、海水のある環境で不動態を形成するとは全く考えられない。海水のようないろんな物質が溶けている場合の化学変化は非常に推測しにくい。

スルハルがダメージを受けている場合、海水の滲み、ダメージの高さの位置そして管の内・外を詳しく見てみるのも興味深いと思う。

エンジンルームを開けたついでに、バッテリーoffでスルハルのアース線にテスターを入れて電流を測定してみた。結果は1mA程度だった。(徐々に電圧が下がるのだろう半分になる。)㎂のレベルかと思ったが、案外亜鉛が溶けているようだ。漏れ電流がある場合どれくらいの数値になるだろうか?そのときどんな現象が起きるのだろうか?ある方のブログを見てこんなことを考えた。クランプメーターがあるといいな。

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